1200年の伝統を継承する木版画技術
現代のニーズに合わせた新しい提案
竹笹堂の多岐に渡る事業の根幹は、木版印刷の可能性を守り伝えることと考えています。
最近では、世界で1番古い木版印刷「百万塔陀羅尼経」の復刻をはじめ、仏画・教本などの復刻修復、「嵯峨本」木活字の復元制作、浮世絵木版画の研究復刻など、木版印刷伝来の技術を読み解く制作を数多く行っています。
また、京都には料理屋・お菓子屋・和装品などの商業的木版印刷を必要とする老舗が数多くあり、現在もその摺り物に携わるとともに、その包装紙などのパッケージ・引札と呼ばれるポスターに使用された技法を使い、新しいデザインで展開した作品商品は、世界的賞を幾度も受賞し、国内外でもその装飾の美しさを認められています。
過去を学び継承する事で知り得る木版印刷の理。継承される技術だけでは無く、その使用される材料・デザインの知識を積み重ね、忘れ去られたものも、現在に蘇らせ日常に存在するものと融合し、新しい価値観を生み出す事を使命としております。
デザイン提案・企画・開発
作家や自社デザインを原画とした木版画を企画制作し、アート、ファブリック、装丁、広告、パッケージなど様々な用途へご提案いたします。また、各種プロモーションをはじめ、クリエイティブパートナーとの連携によりブランディングを行います。
木版注文制作・仕立て制作
竹笹堂では、培われてきた工芸的な視点と受け継がれてきた技術を用いて、お客様の要望に合わせた様々な商品制作のご提案とご依頼を承っております。職人によって作り出される商品は、技の極みが込められ、いつの時代でも愛される温かみがあります。
オリジナルアート・商品 卸取引
デザインから制作の全てを自社で監修し、木版画作品や木版印刷を施した和紙を加工したステーショナリー類、木版画デザインを用いたインテリア類など幅広い商品の開発、製造し、自社店舗やwebショップ、卸売にて販売しております。
版木修復・復刻・調査
寺院や商家・企業の倉庫、美術館・博物館・大学など、眠ったままとなった古い版木・版画の用途、内容など調査いたします。木版の経験と技術を持つ職人と、学術的な有識者との連携によって、歴史ある古木版画・古版木を修復し再生を行ないます。
教室・実演・講演・研究
竹笹堂は木版を通して多くのものを発信しています。一般・団体から大学・美術館まで、木版画制作の体験教室から、 専門家による研究など、さまざまなプログラムを要望に応じてプランを考え、最も適したカリキュラムを用意しております。