万膳酒造 山小舎の蔵「萬膳 ノロシ2019」ラベル原画を制作

木版画作家 野嶋一生が描く山小舎の蔵から立ち昇るノロシ、新商品の焼酎ラベルに
2019年11月8日に発売された鹿児島県霧島市の焼酎メーカー万膳酒造の新酒無濾過「万膳 ノロシ」のラベルデザインに、竹笹堂の木版画作品が採用されました。

昨年11月に山小舎の蔵20周年を迎えた万膳酒造は、大正11年(1922年)創業、現当主四代目が再興されました。山小舎の蔵の名の通り、日本で初めて国立公園に指定された霧島山の山中深く四季折々の豊かな自然の中で、昔ながらの製法を大切にして造られています。
今回、新しいタイプの焼酎を発売されるにあたり、焼酎造りと同じように、伝統工芸である木版画も「人の手」から作り出される味わいと温かみが感じられるとラベルデザインのご依頼を受け、竹中木版竹笹堂 木版画彫師・作家 野嶋 一生(のじま かずき)が原画制作を手掛けました。野嶋は、伝統的な彫り技術を受け継ぐ若手職人として活躍するとともに、対象を直線的に捉えデフォルメを加えた描写の作品を発表しています。
ラベルの原画作品では、力強い主線と色彩豊かな色の重なりや浮世絵にも使われているぼかし摺りとよばれる透明感あるグラデーションで、山小舎の蔵の焼酎造り開始の合図を表現しました。
「万膳 ノロシ」」は、限定本数での製造のため、既に完売している場合がございます。ぜひ、来期の発売をご期待ください。