木版画職人 絵師・彫師・摺師 / 作家一覧

伝統木版画を継承する竹中木版の職人たちのわざ
旧来の技術と新たな展開を導く「絵師」「彫師」「摺師」

伝統木版画工房老舗手摺り匠 竹中木版

竹中木版は、1891年(明治24年)に京都市中京区で木版印刷における摺り工房として創設されました。京版画をはじめ老舗料亭・菓子舗の掛紙や京扇子・京うちわなど、京都で育まれてきた産業の中で木版印刷を守り続け、江戸浮世絵や仏画の技法も取り入れて摺りの技を磨いてきました。

そして、1999年(平成11年)に下京区に工房移転するとともに、商品開発を行い版元としての機能も備える木版印刷プロモーション会社「竹笹堂」を立ち上げ、木版印刷の市場活性化と技術振興のための活動を開始しました。

現在は工房内に専任の彫師を抱え、職人自ら絵師として筆をとるほか外部の作画家と共同して図案作成に取り組み、伝統木版画の制作工程「絵」「彫」「摺」全てを一貫して行う木版画工房として作品から生活雑貨まで幅広く制作しています。

摺師 -すりし- 絵柄の摺り(すり)を施し作品に仕上げる職人摺師とは

竹中木版四代目摺師 竹中清八

四代目摺師 竹中清八

明治24年創業の木版印刷工房「竹中木版」の四代目摺師・現当主。「現代の名工」「黄綬褒章」受章者。
摺りの第一人者として摺刷技術を磨き、喜多川歌麿作「狐釣之図」「蹴鞠之図」オリジナル版木摺りや、京都仁和寺に所蔵される国宝「孔雀明王像」の世界最多約1400度摺り複製木版画復刻で功績を讃えられる。

詳しい紹介はこちら

竹中木版五代目摺師 竹中健司

五代目摺師 竹中健司

竹中木版の五代目摺師、竹笹堂代表。竹中清八のもとで木版印刷の技術を習得する。
日本各地で伝統木版画を伝授する教室を主催し、アメリカ・フランスでの実演や木版画及び浮世絵についての国際会議に出席。世界中をフィールドにテクニカルアドバイザーとして、木版印刷技術の研究・指南・流布振興活動を行う。

詳しい紹介はこちら

竹中木版六代目摺師 原田裕子

六代目摺師 原田裕子

竹中木版の六代目摺師。大学在学中に竹中木版に弟子入りし竹中清八、竹中健司に師事する。卒業後職人として経験を重ね、数々の制作に携わる。世界各地でワークショップを行うほか、摺師としての活動がメディアで取り上げられ木版業界の振興に尽力する。

詳しく見る

竹中木版摺師 森愛鐘

摺師 森愛鐘

大学卒業後、竹中木版に弟子入り。業界最年少の職人として鍛錬を重ね、木版の技術研究や木版画講師としても活躍する。中国文化留学や滋賀の偉人を題材にした絵本の執筆など在学中から多才な能力を発揮し、国内外問わずあらゆる人に木版技術を広める。

詳しく見る

彫師 -ほりし- 木版印刷の原版となる「版木」を彫る職人彫師とは

竹中木版彫師 野嶋一生

彫師 野嶋一生

竹中木版の彫師。竹中健司が講師を務める大学で木版画を専攻し、熱心な制作姿勢を認められ竹笹堂に木版印刷の彫師として入社。名門菊田流木版彫刻を継承する名彫師藤澤洋氏に彫刻術を学び、その技術を磨く。また、京都のみならず各地に伝承される木版印刷技術の研究・発掘を行う。

詳しく見る

木版画作家 / 絵師 -えし- 木版画の図案を描く作家絵師とは

木版画作家 竹中健司

大胆な構図と色彩で鮮烈な印象を与える作品は、浮世絵と京版画が混ざり合う独特の世界感を生み、ボストン美術館・ホノルル美術館に所蔵される。竹笹堂クリエイティブディレクターとして企画ディレクションを行い、外部コラボレーションも成功させる。

詳しい紹介はこちら

木版画作家 原田裕子

柔らかい色使いや、シンプルながら奥行きある作品を生み出す。竹笹堂アートディレクターとして連続パターン柄を得意とした商品デザインを手がけるほか、京都手帖の外装・内部挿絵や商品パッケージ・企業ロゴなどデザイン提供は多岐に渡る。

詳しい紹介はこちら

竹笹堂制作品・企画商品の外部協力者

職人

藤澤 洋:彫師 木版印刷における彫りの名門、菊田流彫刻術を継承する現代の名彫師

絵師 / デザイナー

カンバラクニエ:現代浮世絵「いまうきよえ」シリーズ 事例紹介
内田喜基:竹笹堂ポスター「Create.」「Knock」「Creative Catch」 事例紹介
白川諭:ハイアットリージェンシー京都 商品パッケージ 事例紹介


ページ
上部へ