日本画家 服部しほり氏オリジナル木版画を制作

2024.11.1

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日本画の原画と木版画、それぞれの持ち味が響き合う協演

竹笹堂は、岐阜市にある田口美術で11月2日(土)から11月10日(日)まで開催される「服部しほり展 俺の園36 ー実装の実相ー」にて展示・販売される、日本画家 服部しほり氏初の描き下ろし木版画作品「あさごはん」を制作しました。

服部氏が学生時代から魅了されたという江戸時代の木版文化。今回、優れた木版技術を用いながらも誰もが手に取れる形で流通した大衆性を自身の作品にも反映させたいと形にした「あいうえおカルタ」シリーズ。その第一作となる「あさごはん」に挑み、竹笹堂が伝統的な木版技法で表現しました。
摺師の森愛鐘、彫師の野嶋一生は、服部氏が描く原画の生命力あふれる繊細な線描写と繊細な色の濃淡や質感を表現するため京版画の技を駆使し彫師摺師それぞれが創意工夫を凝らして、新しい魅力を放つ作品に仕上げました。会場では、原画や木版画とともに版木や制作過程の写真も展示され、木版画の奥深さをご覧いただけます。ぜひ、お立ち寄りください。

月刊「アートコレクターズ」11月号の展覧会プレビューで服部しほり展「俺の園36ー実装の実相ー」を紹介、木版画の制作に携わった竹笹堂の彫師野嶋一生と摺師森愛鐘のコメントが掲載されたました。こちらもどうぞご覧ください。

制作概要

作品
描き下ろし木版画「あさごはん」
作画
服部しほり
制作
竹笹堂 彫師 野嶋一生/摺師 森愛鐘
制作年
2024年
仕様
手摺り木版画/19.5×13.5cm/ed. 100 
版元
田口美術

服部しほり–京版画–あさごはん


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