木版画を研究分析して埋もれた技術を再発見
新しい技術に転換しさらなる発展をはかる
古来日本で受け継がれてきた印刷技術である木版印刷を後世に残すためには、その技術の保存や資源・材料の安定供給に関する「知識」が欠かせません。
竹笹堂では、生業としてきた木版印刷の表層だけでなく根幹に触れるためにミッションを掲げて様々な分野から研究を行っています。
継承:昔から伝わる木版商品や作品を作り続ける。
再興:古の木版技術や歴史を発掘・研究してアーカイブする。
開発:新しい木版の形を模索し、時代に沿ったもの作りを行う。
流布:木版に関わる工芸を新しい魅せ方で広める。
整備:想いと持続的な発展を実行するための環境を作る。
研究体制
京都に根付く伝統工芸の輪
歴史深い京都、同じ時代同じ環境で互いに技術を研鑽してきた工芸の数々。異業種間で情報交換し、点在するヒントから発見の輪を形成することで答えを導き出します。木版業界だけでなく工芸全体が研究フィールドです。
学術的研究・教育機関
天然資源や化学的原料など様々な資源を用いて木版画は制作されています。それぞれの成分や原料を化学的に分析し、多数の木版画が埋蔵されている美術館・博物館、大学などと連携して失われた技術を探索しています。