竹中健司密着番組がメディア賞「ABU賞」で審査員賞授賞

2016.10.28

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本から散逸した木版画の版木を探索する竹笹堂プロジェクトに世界が注目

竹中健司関西テレビ密着ドキュメント

2015年12月12日に関西テレビで放送された、竹笹堂の世界木版画発掘プロジェクトドキュメンタリー番組「ザ・ドキュメント 京の摺師」が、アジア太平洋地域の番組から選ばれるメディア賞「ABU賞」でテレビドキュメンタリー部門の審査員賞を授賞しました。

海外に眠る日本の貴重な木版画や版木を発見し、失われた技術を蘇らせることで木版技法の振興を図る本プロジェクトに、約1年の密着取材が行われました。

竹中がフランスで発見した、喜多川歌麿筆と伝えられる一枚の版木に浮かぶ女性。そして、現代の浮世絵として人気の「いまうきよえ」シリーズに描かれる女性。時代を越えて受け継がれる職人の仕事・わざに竹中が真摯に向き合いました。

このプロジェクトは全編通して美しく精細な描写を可能にする4Kカメラを使用し、脅威の撮影手法を駆使して収録が行われました。貴重な木版画とフランスの風景や京都の四季が情緒豊かに表現された映像に世界も注目し、今回の授賞と繋がりました。

竹中と竹笹堂が世界に発信する木版技法探求の旅の今後にぜひご期待ください。

序章となった映像を公開(2015年9月30日関西テレビ「ワンダー」内で放送)

授賞概要

授賞名
ABU賞 テレビドキュメンタリー部門 審査員賞
ABU Prizes 2016 TV COMMENDED ENTRIES
概略
ABU(アジア太平洋放送連合・Asia-Pacific Broadcasting Union)は「アジア地域放送会議」を母体に1964年設立。会員はアジア太平洋地域の独立国の放送機関で、主な活動のひとつとして番組コンクールがあり、放送文化基金はラジオ部門とテレビ部門の優れたドラマ番組に対して賞を贈呈する。
番組名
「ザ・ドキュメント 京の摺師 -パリに渡った浮世絵-」
放送日
2015年12月12日(土)深夜25時35分〜26:30
制作
山村ひろし(エキスプレス)/兼井孝之(関西テレビ)/樋口耕平(関西テレビ)/
平田哲士(エキスプレス)/関西テレビ他

番組ページABU賞webサイト


この記事を読んだ方におすすめの関連記事


ページ
上部へ