原田裕子 竹中木版六代目摺師 / 木版画作家・デザイナー

木版画摺師・作家 原田裕子

職人の技光るの伝統木版画と現代アートシーンと融合させる

原田裕子

原田裕子 はらだゆうこ
竹中木版6代目摺師、木版画作家、竹笹堂デザイナー。

幼少より木版画の才を発揮した原田は、大学在学中に竹中木版の門をたたき、竹中健司に師事。現当主竹中清八からも技術の手ほどきを受けて技を研鑽習得していく。大学卒業後に竹笹堂に入社、本格的な職人修行を経て数々の制作に携わり経験を重ね、その実力を認められ竹中木版6代目摺師を襲名。

日本のみならず世界でもワークショップ・実演・レクチャーを実施し、木版画職人としての活動がメディアにも注目され、木版技術の流布及び木版業界振興の一端を担う。

一方、木版画作家としても活動し、独自の作風の作品を精力的に制作し個展を開催する。また、デザイナーとして木版画の風合いを活かしたデザイン提案は、本の装丁やテキスタイル、生活雑貨まで多岐にわたる。

木版印刷職人 竹中木版6代目摺師 原田裕子

1200年の系譜を今に現し、伝統の「摺」を極みへ。

竹中木版現当主竹中清八、竹中健司と共に、京都の老舗木版木版印刷工房の摺師として、伝統木版画の技術を現在に伝える。
世界最古の印刷技術である木版印刷は、京都で1200年もの間独自の発展を遂げ、寺社所蔵品や料亭や和菓子の掛け紙など、雅な世界を彩る重要な役割を果たしてきた。
原田は伝統木版画と京版画の系譜を受け継ぐ竹中木版で、その技術や表現に対する理解と知識を深め、確かな職人の腕を磨く。

木版画の代名詞でもある浮世絵をはじめ、日本画壇の巨星たちの木版画作品に携わり、木版印刷における数少ない女性職人のひとりとして、手仕事によるものづくりの現場で活躍する。

摺師原田裕子の木版印刷制作例

竹笹堂の木版印刷

歌麿画「高島おひさ」

江戸美人浮世絵の名手喜多川歌麿が描いた高島おひさ。柔らかな風合いと艶やかさをメリハリある摺りで表現する。

竹笹堂の木版印刷

久谷政樹画「獏」

日本のみならず世界のデザイン賞で受賞する京都のグラフィックデザイナー久谷政樹氏による猛々しい「獏」を木版画化。

嵐山吉兆便箋セット

嵐山吉兆「嵯峨料紙」

表紙にぼかしと金箔を施し、料紙は薄紙を繊細に摺り上げる、京版画の粋をこらした料亭嵐山吉兆さまの便箋セット。

木版画作家・デザイナー 木版師 原田裕子

木版画アーティスト・デザイナー 原田裕子

何気ない日常に一色一色を重ねていく愉しさ。

原田裕子は木版画作家として独自の世界観が光る作品を制作し、個展や作品展を通して多数発表。
また、竹笹堂が展開する様々な商品デザインを手がけ、アートディレクターとしても活躍する。
「絵師・彫師・摺師」それぞれの役割を1人で一貫して行うことから「木版師(もくはんし)」とも呼ばれ、全てにおいて原田の個性が浸透した作品が生まれる。

原田の作風は、柔らかい色合いや、シンプルでありながら広がりのある構図、女性らしい優しい印象のデザイン、そしてこれらの構成はコンピューターグラフィックを使用しない完全手作業によって行われる。それら全てが合わることで見るものに木版画の温かさと可能性を感じさせる。
日本古来からの紋様の研究や、日本から単身パリで現地の様々な工芸を学ぶことでイマジネーションに磨きをかけ、木版画のデザインに独創的な世界観を作り出した。

木版画アーティストとして、一つのデザインをそれぞれ摺りの色合いの変化をつけ、縦横に何枚もつなぎあわせて魅せる、「連柄(れんがら)」という新しい表現方法を確立した。この繊細な表現は多方面より評価を受けており、09年より京都手帖の外装・内部挿絵のデザインを担当。その他、パッケージ・企業ロゴ提案など、デザイン提供は多岐に渡る。

竹笹堂の木版印刷

木版画作家作品の制作

連柄を用いた作品だけでなく、描くモチーフの内に見える美しさを引き出すシンプルな作品やポップなデザインまで数多く制作。

原田裕子木版画作品一覧

竹笹堂の木版印刷

木版によるデザイン雑貨

すべて手仕事による木版で作られたステーショナリーや雑貨を、企画、デザイン、制作も行う。

手摺り木版雑貨「KOMONO」


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