デザイン提供 光村推古書院さま「京都手帖」表紙・挿画をデザイン

京の暦を刻む京都手帖を木版画で彩る

光村推古書院さまから2006年より毎年発行されている、京都の歳時記を綴る手帖「京都手帖」。
京都で行われるお祭りや行事、おみやげやグルメなど、京都の風情をたっぷり味わえる様々な情報をスケジュールとともに掲載し、使い勝手も年々改良され、生活のワンシーンに京都を感じることができるとして人気の手帖です。

2010年版からは竹笹堂の原田裕子が、表紙と挿画のデザインを継続しておこなっております。
表紙デザインが異なる全国書店・販売店等で購入できる全国版と、京都府下でのみ購入できる限定版の2種があり、それぞれ表紙を返すと別のデザインになるリバーシブル仕様です。

デザイン・掲載例(2018年版より抜粋)

京都手帖2018全国版

2018年全国版表紙

「芋唐草」(左) さつまいもと葉を唐草に見立てたデザイン
※帯デザインは除く

京都手帖2018京都限定版

2018年京都版表紙

「月草」(左)、「田鶴の踊子」(右) 露草と鶴をイメージしたリバーシブルデザイン※帯デザインは除く

京都手帖2018

月間スケジュールページ

原田裕子の「連柄」デザインで描かれる、12ヶ月を木版画でイメージした月間ページ

デザインの内容・提供の流れ

全て毎回新作のデザインを考案し、一枚一枚図案を木版画で制作することで、1年各月の挿絵12種と表紙2種、挿絵など、15種前後をご提供しております。このボリュームをおよそ10ヶ月でスピーディーに製品化し、現在8期目を迎えております。また、過去には販促活動として、商品PR用ポスターに原田裕子がモデル出演し、さらに自社独自でのプロモーションも行います。

デザイン起草
各月をイメージするモチーフをもとに全て手描きでデザインスケッチを行い、打ち合わせを重ねてデザイン案を確定。(3ヶ月程度)
木版画作り
都度修正を加えながら各デザイン1色ごとに版木の彫り、摺りを行い、木版画に起こして原画を納品。(4〜5ヶ月程度)
製品化
データ化された原画を使って構成されたパイロットを確認、再調整し、製品化。
販売・販促
原田裕子をモデルにポスター等でプロモーション。各書店や販売店、竹笹堂店舗・オンラインショップ等で販売。

原田裕子デザインの歴代京都手帖

京都手帖2010〜2014一覧

製品概要

製品名
京都手帖2018 全国版・京都限定版
挿画
原田裕子(表紙3種・挿絵12ヶ月分)
小売価格
各1,200円(税抜き)
サイズ
約18.5cm×13cm×1cm B6サイズ
仕様
ポケット付きビニールカバー巻、192ページ、リバーシブル表紙
掲載月
2017年12月~2019年3月
販売元
光村推古書院株式会社
制作期間
およそ10ヶ月(木版画デザインのみ担当・製品加工期間含む)

光村推古書院株式会社

明治20年、京都で木版画の版元(出版元)として創業した、老舗出版社。多くの美術関連本を出版し、現在では京都の出版社ならではの視点で、京都の風景や歳時記、また日常を紹介する実用本などを企画出版している。
京都手帖は今回で12年目を迎え、2010年版より竹笹堂がデザイン提供を行なっている。

光村推古書院株式会社

作家紹介:木版師 原田裕子

原田裕子は、木版手摺匠「竹中木版」の五代目竹中健司に師事し、現当主竹中清八からも技術の手ほどきを受け、六代目を継承。
幼少の頃より木版画の才能を認められていた原田裕子は、活動拠点を鹿児島から京都に移し、平成14年大学在学中に竹中木版に弟子入り、職人の技を研鑽し習得していく。大学卒業後、竹笹堂で本格的に職人の技術を練磨し、数々の仕事に携わる。
習得した技術と師匠である竹中健司とともに、日本・世界へとワークショップ・デモンストレーション・レクチャーを実施し、木版技術の流布に努める。

多彩な才能と、職人の技術を持って、木版画作家としても開花し、竹笹堂木版アートステーショナリーの作品を制作。各メディアから大きく取り上げられ、木版の新しい分野を開拓している。またその制作風景の美しさから、数々のメディア媒体でも報じられている。

原田裕子 作品一覧はこちら


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