竹笹堂店舗 祇園祭期間限定「鍾馗さん木版画」進呈

2020.7.4

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鬼より強い京都の小さな守り神 鍾馗さん

祇園祭の期間中、店舗でお買い上げの方に疫病退散を願って、「鍾馗(しょうき)」さんを摺った木版画をお配りします。

平安時代に天変地異や疫病の退散を祈った御霊会が起源とされる祇園祭。今年は新型コロナウイルスの拡散防止のため山鉾巡行や神輿渡御など主要行事が中止となりました。
鉾町界隈にある竹笹堂では、疫病退散を願う祇園祭の期間に、木版画工房ができることは何かと考え、鍾馗さんの木版画を作成しました。鍾馗さんは、京町家の屋根の上にいる小さな守り神。疫病や魔を払ってくれる存在として中国から伝わりました。竹笹堂の店舗では、出格子の中でお守りいただいています。
今回の木版画は、竹笹堂の彫師が歌川国芳が描いた鍾馗画を元に作画し、摺師が魔除けの力があるとされる朱色で1枚1枚手摺りしました。店頭での配布期間は、7月31日までです。

ちなみに、お配りものの版画といえば、江戸時代後期から富山の置き薬屋さんがお得意先に配ったお土産に、縁起の良い図柄などが描かれた「富山絵(売薬版画)」があります。その中にも、邪気(風邪)を払う神さまとして鍾馗さんが描かれています。


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