令和元年度 卓越した技能者(現代の名工)に 彫師 藤澤洋氏が選出

2019.11.8

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1mm(ミリ)以下の線を精巧に彫り分ける木版画彫刻の第一人者を表彰

令和元年度「現代の名工」に彫師 藤澤洋氏

竹笹堂木版画教室で彫り部門の講師を務める木版画彫師 藤澤洋氏が、令和元年度「卓越した技能者(現代の名工)」に選ばれました。11月11日(月)東京都内のホテルで表彰式が行われます。「卓越技能者(現代の名工)」とは、毎年一回、厚生労働大臣がものづくりで特に優れた技能をもち、その道で第一人者と目されている技能者を決定し表彰します。

今回、藤澤洋氏は、木版画彫刻の名門菊田流の技術を継承し、代表的な浮世絵のみならず、日本画複製、筆文字、水墨画、硬筆に至るまで描線の表情を小刀で精巧に彫り分ける彫刻技術を有するとして、その功績が認められました。現在、後進技術者への技術指導・育成にも取り組まれ、竹笹堂の彫師野嶋一生が門下となり、氏が得意とする繊細な描線を表現する彫刻技術が受け継がれています。

厚生労働省 報道発表資料


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