「木版印刷 -もくはんいんさつ-」ってなんだろう

もくはんいんさつ

生活に欠かせない「印刷技術」

気になるニュースがいっぱいの新聞、今日の特売品チラシ、おろしたてのワンピース、会議の重要な書類、おやつに食べたお菓子の箱、今話題の本、街に並んだポスター。
朝起きて眠るまで、生活の様々なシーンに「印刷物」があふれています。

これらの印刷物を作る方法は、現在では驚くほどたくさん存在します。その中でも主要な手法は、オフセット印刷、シルクスクリーン、銅板印刷などがあげられます。

そして、古より続く最初の印刷技術が「木版印刷 -もくはんいんさつ-」なのです。

全ての工程が人の手仕事による 木版印刷

木版の版画は手仕事

「木版印刷」は凸版に分類され、木の板を版に用いる世界的にも古くから続く印刷方法です。着色される部分を残して周囲を彫った版木に絵具を乗せ、絵具の粒子を紙の繊維間に押しこむように摺(す)って印刷します。
木の板を原版に用いるため、銅版や石版に比べ扱いやすく、大胆で自由度の高い構図を再現することができ、浮世絵に代表されるような肉筆に迫る表現が最大の魅力です。

日本では「版画」として認知され、教育現場に導入されるなど、木版印刷は日本人にとって馴染み深いものであります。
そして海を越え、世界でも日本の木版画が評価されているのは、人間の手でしか作り出せない線と、かすれや色の層がなす立体感ある高度で精緻な表現力、日本で独自の発展を遂げた和紙の質感など、全てが掛け合わされて生み出される奥深い魅力が理由としてあげられます。

木版印刷で作られる生活雑貨・美術品

広告や包装紙、雑誌に写真、衣服など、どんな場所でも見られる印刷物。現在では自宅で小型のプリンターでも手軽に印刷ができるようになりました。

浮世絵や木版画で知られる木版印刷は、機械での印刷製造技術が登場する以前にほとんどの印刷物を作っていました。
今では職人が手仕事で行う木版印刷は少なくなりましたが、木版画独特の表現を用いたデザインは、昔に変わらず人々に愛されています。

現代でも実用されているものや、実はこんなものも?!と思うものまで、木版印刷で出来たあれこれをご紹介します。

絵だけじゃない、あれもこれも木版印刷 -使って・飾って・広まって-

扇子

行灯

提灯

掛紙

のし紙

便箋

ハンカチ

浮世絵

京版画

建具

ちらし(引札)

花札

経典

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