デザイン提供 竹笹堂×永楽屋コラボレーション手ぬぐい

京都の伝統の技術がコラボレートして作り出した美と優の手ぬぐい

竹笹堂の木版画作品を原画に、日本最古の老舗綿布商の永楽屋さまとのコラボレーション手ぬぐいを制作しました。

グラデーションを生み出す木版画の技術「ぼかし」や、金色や白の絵具を絵柄の上に重ねて摺る京版画独特の表現が盛り込まれた作品を、熟練の染め職人が高度な技術で試作を重ねて忠実に再現し、こだわりの手ぬぐいが完成しました。

原画との比較

染めでは非常に難しいとされるグラデーションを、巧みな型分けにより再現。「東寺」

コラボレーションロゴ

それぞれの分野で継承された技術が融合し、挑戦することで完成した。

京版画の世界感を手ぬぐいに 染め職人の技術が生きるこだわりの4作

今回図案として採用されたのは、竹中木版5代目摺師であり木版画作家、竹中健司の木版画作品「東寺」「Akakiyomizu」「Moon and pondlily」「西陣沈丁花」の4作。それぞれ鮮やかな色彩と繊細な色の濃淡で描かれた作品は、新たに手ぬぐいへと表現の場をうつし、その美しい風景を表しました。

竹中健司「Akakiyomizu」

Akakiyomizu

東山を臨む清水寺が紅く染まる美しい風景を表す。

竹中健司「Moon and Pondlily」

Moon and Pondlily

大沢の池に浮かぶ月と蓮を金色で厳かな雰囲気に描く。

竹中健司「西陣沈丁花」

西陣沈丁花

京町家連なる西陣の町に香りを漂わせる沈丁花。

デザインの内容・提供の流れ

手ぬぐい永楽屋×竹笹堂

竹中健司の作品の中からデザインを選び、色合いや質感を忠実に再現しました。

和紙に摺りあげられる木版画表現の色彩と繊細なグラデーションを、友禅染でいかに近づけることができるか注力しました。

木版画と友禅、それぞれ手仕事による技と技が掛け合わされた珠玉の逸品です。

デザイン加工
京都の風景を描いた作品の中から手ぬぐいに合う原画を選定し、手ぬぐいのサイズや作画に合わせた背景の色みを調整。(2ヶ月程度)
サンプル作成
永楽屋にて一色ごとに型を制作して染を行う。風合いの再現に修正をかさねる。
(4〜6ヶ月程度)
製品化
パッケージ、コラボネームロゴを制作。完成後店舗にて販売。

製品概要

製品名
MOKUHAN 竹笹堂×永楽屋コラボ 手ぬぐい
デザイン
竹中健司 木版画作品 4種
「東寺」「moon and pondlily」「西陣沈丁花」「Akakiyomizu」
小売価格
各1,500円(税抜)
サイズ
巾約36cm×長さ約60cm(特別サイズ)
仕様
綿100% 型友禅
製造元
株式会社 永楽屋
発売開始日
2014年12月より順次
取扱店
永楽屋全店、竹笹堂、竹笹堂オンラインショップ

竹笹堂オンラインショップ「竹笹堂×永楽屋 手ぬぐい」

株式会社 永楽屋

創業以前、織田信長公の御用商人として活躍し『永楽屋』の屋号と細辻の姓を拝領。その後、江戸時代初期の元和元年(1615年)に綿布商として創業。 現在では手ぬぐいや風呂敷などを始めとした日本最古の綿布商として京都にて十四代、400年続く日本有数の老舗。

株式会社 永楽屋

木版師 竹中健司

竹中木版の五代目。現当主竹中清八に幼少の頃から手ほどきを受け、木版印刷の技術を習得する。対象を大胆な構図や色彩で捉え、シンプルかつ奥行ある表現で独特の世界観を持つ。
京都を中心に各地で展覧会を開催し、作品の創作だけでなく、企業へ木版画を用いたデザインを提供するなど、新たな木版画の楽しみ方を提案している。

作品の一部はボストン美術館・ホノルル美術館で所蔵され、現地でのワークショップや木版画を通して交流を深め、日本国内外とわず精力的に活動する。

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