商品開発 木版画で彩る「京・地張り提灯」

日本の手仕事「京・地張り提灯」で京都の夜を照らす

竹笹堂オリジナルの提灯

京都三大祭の一つ、「衹園祭」。絢爛豪華な山鉾たちがたくさんの提灯を掲げて夜を美しく照らし、家々の軒先でも暖かい光を放ちながら提灯が飾られ、祭の趣を一層盛り上げます。

また、祭だけでなく京都には寺社仏閣がいたるところに点在するため、生活の中で一年通して大小様々な提灯を目にすることができます。

この京都には欠かせない提灯を、江戸寛政年間から昔ながらの手法を守る「小嶋商店」さんと一緒に竹笹堂オリジナルデザインで制作しました。
祇園祭の喧騒の中で仄かな光を灯し続け、懐かしさと温かみを感じる工芸作品です。

京に息づく「木版画」と「京提灯」の技術が出会う

和紙を使ったものづくりを行う「木版画」と「京提灯」。二つの工芸が一つに合わさることにより、「木版提灯」という全国でも珍しい技法を用いた提灯が生まれました。

本来提灯は和紙を竹ひごに張り合わせた後に絶妙な筆使いで文字や絵柄を施していきます。今回作られた木版提灯は、予め平面の状態の和紙に手摺り木版画で絵柄が描かれており、そこから立体に組まれた竹ひごに貼りあわせていくため、絵柄が美しく映え、そして光との調和を図る構図を模索しました。

祇園祭の花を木版画に

衹園祭にちなんだ木版画

衹園祭の花として知られる檜扇を「ぼかし」を効かせた木版画で表現する。

木版画を手で貼り付ける

和紙を貼りカタチにする

木型に均等に竹ひごを渡し、絶妙な加減で余裕を持たせながら和紙を貼り付ける。

提灯に文字を書く

仕上がりを決める筆入れ

凹凸のある提灯の表面に、熟練の高度な技術でバランスよく文字や紋様を描く。

「木版提灯」の制作過程をMBS「ちちんぷいぷい」で紹介

小嶋商店さんでの「木版提灯」制作の模様が、MBS毎日放送「ちちんぷいぷい」で密着されました。
竹ひご組みや和紙の貼りあわせ、そして文字入れなど提灯作りの過程をご覧いただけます。
また、完成後には竹笹堂での披露が行われ、竹笹堂店頭にて灯りがともされました。
ぜひ「木版提灯」の制作の過程をご覧くださいませ。

放送日:7月25日 13:55〜17:50
放送番組:MBS「ちちんぷいぷい」酒井藍の「密着まるまる1日」コーナー内
※関西圏のみ放送

制作概要

制作品
京・地張り提灯「木版提灯」
作者
小嶋商店(提灯)/ 竹笹堂 森愛鐘(デザイン・木版画)
サイズ
直径約40cm 高さ約80cm
技法
京提灯 / 手摺り木版画
制作期間
およそ2ヶ月(企画・デザイン・提灯制作)

寺社祭事やお子様の地蔵盆、各種イベント用やプレゼントなど木版提灯の制作ご注文を承ります。
デザイン、名入れなどお気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせはこちら

制作元紹介

京・地張り提灯 小嶋商店

江戸寛政年間から続く、京都の伝統的な「京・地張り提灯」製法を守る提灯店。
提灯作りの全ての工程を職人手作業で行い、一般商品から祭事用、京都の歌舞伎の名所南座に飾られる大提灯も手掛ける。

京提灯 小嶋商店


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