木版印刷による版画制作工程 -木版画の作り方-

映像提供:京都国際マンガミュージアム

絵師・彫師・摺師 各工程の専門職人による分業制の制作法

日本に木版印刷が伝来してから1200年、時代の流れとともに僧の修行や出版事業として様々な形や制作方法が生まれ、日本中で独自の印刷文化が発展しました。現在では「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」として木版画製作技術が国の保護指定を受けるほどに重要視されています。

木版画が隆盛を極めたのは大衆文化が花開いた江戸時代。日本各地で書物や絵草紙(挿絵入りの冊子)、浮世絵として知られる役者絵や風景画などが一般庶民にも浸透し、莫大な需要を賄うために印刷技術は大きく発展しました。
版元(はんもと:出版会社)を中心に木版印刷においてさらに効率よく正確な生産を行う手法として、制作工程を分けて作り手を特化させた「伝統木版画」技法が確立しました。

伝統木版画は「絵」「彫」「摺」それぞれの専門の職人による三者分業制で行われます。
絵師が原画となる版下絵を考案し、彫師が版下をもとに版木に彫刻し、摺師が版木を使って和紙に色の摺りを施します。

このように伝統木版画は、分業によって専門性が高まることで技術と生産性の向上につながり、プロフェッショナルな職人たちの手から何千、何万という数の木版画・木版印刷が世に生まれてきました。

木版画の作業工程別に解説する詳しい作り方

「絵師」「彫師」「摺師」それぞれの各工程における役割とともに伝統木版画の制作法について解説します。

絵師のしごと

図案を考え版下(デザイン)を描く

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彫師のしごと

構図を色ごとに分解して版木を彫る

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摺師のしごと

版木を使い分け絵柄を摺って仕上げる

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