永井大規 竹中木版摺師 / 竹笹堂調査部門研究員

木版画摺師・研究員 永井大規

人物概要

永井大規

永井大規 ながいだいき

竹中木版摺師、竹笹堂木版画教室講師、調査部門研究員。
大学在学中は化学分野を専攻し、高分子について研究する。メディアで竹笹堂の活動を知り、異分野から木版印刷の世界に弟子入りを志願。木版画への深い興味と実直さを評価され竹中木版に入社。竹中木版五代目摺師竹中健司に師事する。
入社時より、木版業界の若き担い手として技術を研鑽する。

現在は木版画講師も兼任し、各地でワークショップや実演を行うなど、木版印刷技術の振興・流布に尽力する。
また、学術機関と科学的な調査による共同研究プロジェクトを立ち上げ、木版画に使用される画材の分析などを行う。

木版印刷職人 竹中木版摺師・竹笹堂木版画講師

木版印刷の知識、経験ともにゼロの状態から、持ち前の集中力と安定性で摺師として熱心に修行を重ねる。竹中木版四代目摺師で現当主の竹中清八からも指導を受け、竹笹堂の独自商品のほか、浮世絵木版画や老舗受注品など、高い品質が求められる作品づくりで技を磨く。
また、竹笹堂内での体験教室のほか、各種団体・催しで行われるワークショップの講師を務め、浮世絵摺り実演では国内外問わず好評を得る。

竹笹堂の木版印刷

竹笹堂企画商品

竹笹堂オリジナルの木版雑貨、和紙製品を制作。常に同じ品質を意識し様々なデザインを摺り分ける。

竹笹堂の木版印刷

老舗料亭・菓舗包装紙

江戸後期より続く老舗生麩店「麩嘉」さまや京都の老舗料亭の掛け紙を制作。筆書きの意匠を正確に表現する。

葛飾北斎神奈川沖波裏木版手摺り実演

浮世絵木版画摺り実演

浮世絵師葛飾北斎が描いた「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」の摺り実演。質疑応答で受講者に歴史や技を説明する。

竹笹堂調査部門 画材・原料の成分研究 調査技術開発

化学分析で木版画を探る永井大規

在学中の研究分野を活かし、木版画を科学的に調査する研究員として活動する。
2014年には立命館大学を中心に、江戸時代など当時の浮世絵の制作手法や、材料の再現による伝統技術を復元するための基盤技術の創出を目指す、産学・文理融合型のチームを発足。
実際に現場を知る職人として、調査結果と現代に伝わる技法・素材を比較し、時代の流れとともに起きた変化などを解明する。

研究が2014〜2015年度の「文部科学省共同利用・共同研究拠点立命館大学アート・リサーチセンター日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点2014年度共同研究採択プロジェクト」に採用される。2015年には、「知識・芸術・文化情報学研究会」主催の研究発表会で永井が代表として発表。同年、「情報知識学会」の学会誌にチーム共著の研究論文が掲載される。研究の詳細はこちら

制作・活動実績

木版画作品
葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」 / 竹笹堂木版雑貨
木版印刷
竹笹堂自社製品 / 嵐山吉兆 / 木乃婦 / 麩嘉 / 阿以波 他多数
教室・実演
京都市 / 京都大学 / 京都国際マンガミュージアム / 京都館(東京)
研究
浮世絵技法の復元的研究のための光計測・画像解析基盤技術の創出
(文部科学省共同利用・共同研究拠点立命館大学アート・リサーチセンター日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点2014年度共同研究採択プロジェクト)
論文
「ラマン散乱分光イメージング法による多色摺り木版画の色材分子分布解析法の開発」
「Analytical imaging studies of color pigments used in Japanese woodblock prints by Raman microspectroscopy」※いずれも共著


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