関連団体・協力研究機関一覧

木版画の継承・発展をともに支える専門集団
技術団体・研究機関・京の伝統工芸

竹笹堂は伝統ある技術である木版印刷、木版画、浮世絵、各種彫摺技術などを追求し、発展に寄与する組織・団体の一員として業界振興に努め、将来に渡る文化遺産として保護に努めます。また、教育機関や美術研究機関などと連携した文化財の研究や、伝統産業市場拡大のために産学連携による現代社会に適応したビジネスモデルを模索します。

京都木版画工芸組合

京都における木版印刷従事者で構成された団体。大正15年設立。現在竹中清八が理事長、竹中健司が副理事長を務める。
京都と業界の発展を念頭に置き、古い形にのみ固執することなく常に新しい題材の発表、興味深い作品の制作に力を注ぐ。組合員の類稀なる技術力と長年の功労を評され、「現代の名工」や「黄綬褒章受章者」を輩出する。平成13年には、1200年以上に渡り京都で培われてきた「京版画」の「京都府知事指定伝統工芸品」指定に貢献する。

また、木版と木版技術の普及、認知度の向上のため、組合主催の展示会や木版作品の販売及び体験教室を実施。行政との連携によって教育現場へ基礎技術の指導に赴くなど社会的活動にも尽力する。
さらに講演会、技術研修会の開催により若手育成と技術継承の場を設ける他、京都伝統産業において分野の垣根を越えて業界全体の活性化に努める。

竹中木版は昭和15年に同組合に加盟し、 府内小学校で行われる木版画教室に講師として参加するなど、積極的に組合活動に携わる。

京都府知事指定伝統工芸品
京都を代表するブランドである伝統工芸品や伝統食品について、条例に基づく指定を行い、全国に向けて総合的な情報発信を行う。京版画は京都を代表する工芸品として「京もの指定工芸品」に分類され、京版画の得意とする胡粉摺・雲母摺等の技術は、京版画以外の伝統工芸・芸術とともに、京都の風土に合わせ発展してきた。

京都老舗の会

「京の老舗表彰」受賞企業や京都府内にある大学などで構成される団体。平成24年設立。
産学公が連携し、老舗の経営哲学を研究するとともに、京都ならではの知恵の経営(事業を長く継続し、次世代に承継していく秘訣)の京都企業等への普及・浸透を図り、老舗の知恵の経営を国内外に広く世界に発信することにより、京都企業の信用力、ブランド力を強化する。

明治24年創業の竹中木版は、平成13年に「京の老舗表彰」を受賞。令和5年現在創業132年を迎える。

京の老舗表彰
昭和60年度に府庁が現在地に移設されて100周年を機に表彰制度を設置。京都府内において、同一業種で100年以上にわたり堅実に家業の理念を守り、伝統の技術や商法を継承し、他の模範となってきた企業を「京の老舗」として顕彰し、その長年の経営努力を報奨する。令和5年5月現在、累計2,015社(内、京都市外の企業588社)

同志社ビジネススクール(DBS) 伝統産業グローバル革新塾

2007年4月よりDBS村山裕三教授指揮のもと開講。
京友禅や西陣織、清水焼など、京都を代表する伝統産業に従事する若手経営者を対象にしたビジネス教育を通じて、歴史ある京都の伝統産業から「和」をベースとした文化ビジネスを生み出し、これを海外へと広げることにより、世界でもインパクトを持つ、新たなライフスタイルの提案をめざす。「伝統産業から文化ビジネスへ」の流れを、「革新塾」が先導する。

第一期生として六代目摺師原田裕子が受講し、異業種の経営者たちとともに新たな文化ビジネスについて研究する。2009年、革新塾主催によるフランス・パリでの合同展示会「京都の赤展”Rouge,Les Couleurs de Kyoto”」を成功に収める。2011年には清水寺にてエコノミスト浜矩子氏をゲストに迎え、「つたえる展」を開催する。5年の活動を経て、塾生たちは大きく躍進し、革新塾で培った知識と経営手腕について講演やパネルディスカッションが不定期に企画される。


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